NEWヤマモテブログ (66)
名作中の名作。ビデオゲームの新時代の幕開けとなった一本。
XEVIOUS
↑だけどファミコン版
■XEVIOUSよりB-WINGSだった
XEVIOUSは親父が持っていたのでそれをやらせてもらっていたのですが・・・
なんせ物心つくかつかないかのガキンチョですので、武装も選べてわかりやすい「B-WINGS」のほうが好きでした。
↑武装選べるつってもハンマーばっか使ってたB-WINGS
「ぜびうす」は おんがく みじかくてずっといっしょだし
ビームだしたときの おととか やっつけたときのおとも すっごいじみだし
とにかく よくわかんないから
ぜったい「びーういんぐ」のが おもしろいよ!!
とかいいつつ、漠然と「なんか怖いからやりたくない」というのが本音。
物の良し悪しのよくわからん子供にはZEVIOUSは不気味でしかなかったのです。
そりゃそうだ。XEVIOUSとB-WINGSだったら子供はB-WINGSを取る。
B-WINGSを悪く言うつもりはないんです。あれも絶対いいゲーム。
でもXEVIOUSが世に出たからこそだったのは今だから気づいたことに思えます。
■SF小説をもとゲームを作る
今となっては有名ですがXEVIOUSは一篇のSF小説をゲームにされているのはナムコファンでないと知らない人が多いと思います。
元となった小説はXEVIOUSを制作する前の構想段階で書かれた、SF小説「ファートラウド」です。
↑「オールアバウトナムコ ナムコゲームのすべて」に掲載された「ファードラウト」
「プレイすればするほどナゾが深まる」のはこの部分に起因しているのですね。
XEVIOUSは小説ファードラウトの、今こそ反旗を翻す時!という場面からスタートするのです。
しかしプレイヤーは前情報をほとんど持っていなくて、今までに経験したシューティングゲームというジャンルのうちの一本に挑戦する意気込みでXEVIOUSに挑むのです。
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敵は一体何者なのか?
スクロールで流れてくる景色や巨大な敵基地は?
全体的にどこか無機質で寂しい印象を受ける理由は?
↑このゲームは一体何なんだ?
リアルタイムで遊んでた方のプレイ後の所感は他のシューティングゲームとは明らかに違ったと思います。
プレイを重ねるごとにアレはなんだ、コレはなんだとストーリー性を考えさせられるゲーム展開はもはやアドベンチャーゲームなのです。
今となってはもはや普通のことになっていますが
受け手(プレイヤー)に作品の世界の深みを考察させるという、一種の文化的な要素をXEVIOUSは持っていたのですね。
そりゃ子供には理解できないよ!
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というわけで
みなさんもレッツ