ギャラクシーブログ

まんだらけ中野店にあるゲーム専門のお店『ギャラクシー』</br>入荷情報やスタッフのゲームについて思うことなど

NEWヤマモテブログ (48)

f:id:mandarake-gx:20171005234323p:plain

急に冷え込むようになりました。こんな寒くて静かな夜は過去の間違いを思い出して悶絶してしまうことがあります。とびっきりの黒歴史的なヤツとか出てきちゃった日にはもうダメで、また定期的に思い出すようになってしまいますね。

今回はそんな過去の間違いといいますか、やっちまった的な内容です。

 

 

もう手元に残っていないので写真がないのですが、ヤマダは過去に一度だけ「改造ツール」の類を買ったことがあります。

思い起こせば小学生のときに味わった、ポケモンのセレクトバグが最初のトリガーだったように思います。今まで時間をかけて育てていたポケモンがあっという間にレベル100になったり、アイテムを無限に増やして、それを売ってお金にしたり。果ては野生のポッポをバグらせてミュウにしてしまったり。あまりにラクなもんだから、もうそれなしで普通に遊ぶことができなくなったほどに、セレクトバグは強烈に甘くて魅力的な毒だったのです。

 

それから時は過ぎて・・・

社会人になり、時間はないけどお金がある「オトナ」になって、ポケットモンスターソウルシルバーハートゴールドと出会います。

最初は普通に時間をかけて遊んでクリアして、たっぷり時間をかけて大事にポケモンを育てて対戦をしていたのですが、一緒にプレイしていた友人が一日に何匹もポケモンを育て上げているのを見てズルイと感じてしまったんですね。種明かしをすると、その友人は「改造ツール」を使っていたのです。

実際にありえる範囲でステータスを調整して、面倒なタマゴ孵化による「個体値厳選」なども数値をいじくって理論値にしていたのです。しかしやはり、育てている時間が短いので実戦経験がとにかく豊富。「改造ツール」使ってても知識と経験によるバトルの腕前は確かでした。

そしてヤマダは改造ツールにその手を染めてしまうわけです。なにぶん満足に遊ぶ時間がないので、時短においてこれほど有効なツールはありません。これで友人にも引けを取らないぞと、コードを打ち込んでゲーム内の数値を変えていきます。ちゃんと自分の手で手に入れて、孵化までした個体だけを改造していたのですが・・・

しかし、絶対にやってはいけないことをやってしまいます。そのうち自分で捕まえるのすら面倒になって、手持ちの適当なポケモンを改造して目当てのポケモンに変えてしまったのです。

超えてはいけない一線を踏み越えた感じというか、例えようのないイヤな感覚が襲ってきました。その途端に今まで冒険していた世界が、薄っぺらくて魅力のない物に変わってしまったんですね。世界から急に色が消えた感覚というか・・・ストーリーや音楽でワクワクドキドキしながら歩いた街並みが急にハリボテに変わった感覚というか・・・

もう何の魅力も感じなく、楽しく遊んでいたゲームも、改造ツールにかかればカンタンに世界は壊れてしまうとわかって、どうでもよくなってしまったんです。もっと過激な言い方をすれば、「必死に時間かけて何やってたんだろう」とまで思ってしまったのです。全部、自分だけが悪いのに。

 

 

でもおかげで、ヤマダは改造ツールはどういうものなのかがしっかりわかりました。ゲームを遊びつくしたうえで、少し追加で遊んでみる程度だったら、いいツールになるかもしれませんね。ヤマダはもうこりごりですが。

お酒と同じで、やり過ぎず自分にあった付き合い方をする。改造したデータで他人に絡んで迷惑をかけない。これ大事。

 

 

 

というわけで、お酒は飲み過ぎないようにしましょうという話でした。