NEWヤマモテブログ (36)
ドラゴンクエストで華々しくRPGブームが幕を開け、ドラクエを元にして各社がこぞって改良が積み重ね、ジャンルとしても円熟していたあの頃。
ファイナルファンタジーを擁するスクウェアのラインナップはどこか突き抜けていましたね。
1995年のスクウェアはRPGにおいては独走状態だったように思います。
エニックスのRPGはプレイヤー自身が世界に介入するタイプの物語が多く
スクウェアのRPGは用意されたドラマを紐解いていくような物語が多かったです。
だからスクウェアのRPGはキャラ全員が立っていて、愛着が沸いたんですよね。
コイツ、この場面でこういうこと考えて、こういう行動をするなんて、すげーアツいヤツなんだ!!とかね。
というわけで1995年のスクウェアRPG3本。
ちなみに同年でエニクスはドラクエ6、ミスティックアーク、天地創造を発売しているので、いかに大作揃いの一年だったか伺えます。
この6本だけで向こう5年くらい遊べそう。
■聖剣伝説3
6人用意された主人公から3人を選んでゲームスタート。
世界のパワーバランスを司る6色のマナストーンがあったそうで・・・それをめぐって大国同士が戦争を始めそうなところから物語は始まります。
少年少女たちは様々な思惑を胸に故郷の祖国を出発するのでした。
クラスチェンジシステムで、同じキャラでも全く違うキャラに育てることができるのも非常に魅力的でしたね。
ケヴィン・シャルロット・ホークアイが最初のPTでした。
聖剣3のもっとも偉大なことは、この世にリースというキャラを生み出してしまったことだと言われるほど、リースの人気だけ突出してますね。
ACで稼働予定の格闘ゲーム「ミリオンアーサー」にもプレイアブルキャラで参戦ですって。
ホークアイがサポートキャラにいるそうです。胸熱ですね。
■クロノ・トリガー
遥かなる時を超えて、星の命運を救う旅に出よう!!
システム・グラフィック・シナリオ・BGM・おまけ要素とあらゆる面で完璧。
もはや何も言うこともない、名だたる名作すらも黙る神の御業。
ヤマダの生涯中でこれを超えるRPGは出ないと思ってます。
ドラクエの堀井雄二・FFの坂口博信・ドラゴンボールの鳥山明が手を組んだらどうなるのか・・・
やればわかる!!
や ら ね ば 一 生 わ か ら ん !!!
BGMもいいぞ!!
続編については賛否両論ありますが言いだすとまた1か月まるまる使いそうなので自粛
■ロマンシング サ・ガ3
上記2タイトルに比べてややヘビーゲーマー向けな内容。
8人いる主人公から1人を選んでゲームスタート。
最初はバラバラの目的の旅も、物語はやがて収束してひとつの物語に!!
ゲームの作り方がユニークなことで有名な本シリーズ。
河津プロデューサーが「こういう感じのエフェクト作って」「こういう感じに展開するプログラム作って」と細かく指定されるのですが、作ってる本人はどこで使われるものなのか一切聞かされないそうです。
河津プロデューサーの頭にはおおよその完成図が出来上がっていて、その一部の部品だけを部下に作らせ、それをプラモデルを組み立てるがごとく、組み合わせて一本のゲームにしてるんだそうで・・・
フリーシナリオというゲームスタイル上、普通に作っていればプログラム量が膨大になりすぎてSFCのROM容量では表現しきれない可能性があります。
(出来たとしてもフラグエラーだらけでゲームが破綻する)
ではどう作れば一番噛みあうかというのを、プログラム面から熟考されているというのは凄まじい話です。
ちなみに主人公の中ではカタリナが一番強くてかっこよくて美人です。
最序盤でやり逃げダイナミックされてしまいますが、恋は盲目ということですよ。
8人いる主人公のうち、初見ならハリードかエレンを選ぶと後がラクになります。
見た目でどのキャラを選んでも割と問題ないようにできているのですが
サラだけは初見プレイで選んじゃならねぇ
やるなら自己責任でお願いします。
高確率で詰みます。しかも最終局面で。
■三種の神器
三種の神器と銘打つと大げさかもしれませんが上記3タイトルの体験版サンプルROMが一度に名古屋店に入荷しました。
(17/07/06時点)
聖剣3はブラックラビを倒して、なおかつモーグリバッヂも手に入れた!!
ロマサガ3は道場縛りした!!
などなど、黄金期のスクウェアをこよなく愛する方にこそ手にしていただきたいモノであります。
スクウェアに導かれし者に神のご加護がありますように。