NEWヤマモテブログ (34)
斧とスケボーといえば高橋名人ですが、元をたどれば
がオリジナルなのですが、斧とスケボーを捨てて剣と盾に持ち替えた
「(スーパー)ワンダーボーイ モンスターランド」(MkⅢ/GG)
の、第2作目であります
「モンスターワールドⅡ ドラゴンの罠」(GG)
の、リメイクであります
に、ついて今回はお話しします。
「Wonder Boy III: The Dragon's Trap」(SMS)
と、タイトルとナンバリングが国内外でぐちゃぐちゃなのも本シリーズの特徴です。
(モンスターレアがⅢとするのかどうなのか、そもそもワンダーボーイなのに主人公が女の子のモンスターワールド4はワンダーボーイシリーズのナンバリングに含まないのか、とかいろいろゴチャゴチャしてるのであります)
●レトロとモダン
ゲームはドラゴンが巣食うと言われるラストダンジョンから始まります。
最深部にいるボス、メカドラゴンを倒すと呪いをかけられ、主人公が魔物に姿を変えられてしまい、元の姿に戻るための大冒険が始まるという導入。
暖かな手書きアニメグラフィックになっております。
動きも細かく、ヌルッヌルのアニメでキャラが動いてくれます。
正直これだけでも相当楽しい。
さらにBGMもステキ。
GG版ラストダンジョンといえば「テレレレーテレテレーポピーポピー♪」でしたが
オーケストラアレンジでさらに聞き応えバツグンになっています。
(原曲もメチャ好きです)
●モダンモードでも違和感がない
リメイクで気になるのが操作性だったり細かな部分の変更点なのですが
本作は原作にめちゃくちゃ忠実です。
MAP構成はモチロン、挙動やら慣性やら、アレコレがほぼ完全な再現を見せてくれています。
これほんとスゴイ。
普通は現行機に落とし込むとき、不都合が出てどこかに改変があるはずなのですが・・・
これはもはやGG版を完全に再現した上で
グラフィックとBGMを置き換えているレベルの出来です
●モダンとレトロが瞬時に切り替えられる
物語中盤で好きな種族に転換できる場所が出てきます。
レトロではこんな感じですが・・・
モダンではこんな感じ。
これをワンボタンで瞬時に切り替えることができます。
しかも、グラフィック・BGMを別々で切り替えることができてしまうのです。
(レトロではグラフィックは走査線・輝度を調整可能、BGMはオリジナルとFM音源版を選べるというサービスっぷり)
これ地味だけど本当にスゴイ。かゆいところ余すところ無く届いてる。
●愛の溢れるリメイク
上の種族切り替え部屋にしてもそうなのですが、容量の都合で表現されなかったであろう細かな部分までしっかり表現されております。
「当時はあの表現が限界だったけど、きっとこうだったのだろう」という想像をまさに表現してくれているのですね。
おまけ要素として、グラフィック資料集・キャラアニメ資料集・BGM収録の様子がギャラリーモードで閲覧できるのも嬉しい。
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というわけで
マジでサントラくれ!!!
じゃなくて!!
みなさんもレッツ
ワンダーボーイ!!
※本作はスタート時に主人公の性別を選べるのですが、女の子を選ぶと次回起動時からタイトル題字が『Wonder Girl The Dragon's Trap』になり、専用グラフィックも用意されているという細かな愛も仕込まれております。
ラストダンジョンは原曲版、FM版、ビックリマンワールド版、アドベンチャーアイランド版と音源持ってたのですが、このオケアレンジは本当に感動しました。