NEWヤマモテブログ (71)
『ニンテンドークラシックミニ ファミコン』が発売されてから少し経ちますが、発売当初の勢いは目を見張るものがありました。つい最近も再販予約受付してましたが瞬殺だったようですし、いまだに衰えずといった印象です。
スーパーファミコンミニも、ファミコンミニほどではないにしろ注目度が高く話題になりました。
↑インテリアとしてもかわいい!ニンテンドークラシック。
■実際どうなの?クラシックミニ
実際に購入した感想としては、正直なところ遊ぶために使うことはそんなに無いという感じ。ニンテンドーグッズとしての側面が大きいように思いました。収録されているソフトは確かに魅力的なのですが、遊べるソフトの選択幅はどうあがいても実機に勝てませんし、そもそも実機があるなら実機で遊びます。
■意外な効果と商売戦略
実機をリアルタイムで遊んでいた世代の人が「懐かしいな~!」と手に取るというのが、大部分の人の購入動機だったのだと思います。自分の持っていた懐かしいあのゲームを遊んで満足してしまうのではないでしょうか。実際のところヤマダもクラシックミニ内のソフトは、遊んだことのないソフトよりも、やり込んだソフトから起動していました。
しかし、この「遊んだことのないソフト」こそがキーになっているというのは、なかなか気づきにくいところです。たとえば、『スーパーマリオブラザーズ』はやったことあるけど『アトランチスの謎』はやったことないだとか、『星のカービィ』はやったけど『ダブルドラゴンⅡ』は見たこともないだとか、クラシックミニのオーナーにはそういう人たちが山ほどいるはずです。実際にやってみると時代を牽引したソフトだから、当たり前ですけど、楽しい。
「こんな面白いソフトがあったのか!!一部ソフト目当てと懐かしさで購入したけど新しい発見があって良かったな」
面白いソフトはまだまだたくさんあるんです。その入り口として誰でも楽しめるソフトのラインナップになっていて、人気だからとシリーズもの全部を入れるようなことはしない、他にももっと遊びたいあなたにバーチャルコンソールがオススメといった商売戦略も出来上がっています。上手い。
■触れる機会を作ることは裾野を広げること
普段最新のゲームばかり遊んでいるひとも、レトロゲームに触れる機会になったという人は多いんじゃないでしょうか。そうなってくると、収録されていないあのゲームがやりたい、このゲームもやりたい、と連鎖的に出てくるものです。
そういえば、ある大型動画再生サイトで動画の投稿主が実家に帰るという内容の動画があったのですが、その中盤で小学生くらいの子供たちが『ファミコンミニ』でドンキーコングを遊んでいるシーンがあったんです。なんというか、スゴイなと思いました。
現役の小学生がファミコンを知っている、遊んだことがあるというのは言葉に表せれない嬉しさがあります。「そう、いいものなんだよ、それは」と説教くさいこと言いたくなるくらいに。
まんだらけの店頭でお子様連れのお客様もいらっしゃいますが、小さな子が嬉しそうにファミコンの棚を眺めながらタイトルを大きな声で連呼してくれて、もうそれは嬉しいことです。文化を受け継ぐニューエイジ推参!!といいますか。
ただ、他のお客様の迷惑にならないようにだけ、お願いしますw
■今後のミニの展開に注目
「ミニ」のブームが来ているのか、セガからは『メガドライブミニ(仮)』が発表ありましたし、SNKからはネオジオに関する新ハードの発表もありました。注目していきたいところですね。
■メガドライブ ミニ
今年、SNKブランドは40周年を迎えます。『KOF』『餓狼伝説』『サムスピ』『メタスラ』など、SNKの作品を支持して頂いているファンの皆様への感謝の気持ちを込め、NEOGEOの人気タイトルを収録した新しいゲーム機が登場します!ご期待ください。The Future is Now! #SNK #SNK40th #NEOGEO #ネオジオ pic.twitter.com/zxXK5QQ8D2
— SNK JAPAN (@SNKPofficial_jp) 2018年4月19日